1995-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一月

昨年七月から九月に亘って、朝日新聞日曜版の「あいさつ抄」の挿絵として蔵書票を採り上げたのは佐藤米次郎で、青森市在住の版画家。 蔵書票は本の表紙裏に貼って所有者を示す小紙片で、専ら版画が多いが、ほかにエッチング、孔版などがある。 因みに紹介さ…

一月

あとやさきさても拒まぬ身づくろい折れ曲がる道に念じてことなきや窓越しの風景ゆくりなくも未熟生きて生きて古式の芸にめぐり合い姉の喪と竹馬の友の喪も抱いて天変のむごき思いの日が暮れる望みなきにしもあらでひと眠り水も欲し火も欲しかかる闇に問う夜…

六二二号(平成七年1月号)

題字 斎藤昌三 表紙絵・カット 丸山太郎 【(角書きで)ちと痴(おこ、のルビ)がましき名称ながら】隅の隠居のひとり言 室山三柳 川柳評明和八年万句合輪講(四十五) シルクロード「厠所」いろいろ 小岩井節子 【民俗雑話】道祖神の火事見舞 胡桃沢友男 誹…