1995-08-01から1ヶ月間の記事一覧

八月

終戦の日、田舎住まいの蝉がしきりに鳴くとても暑い夏だった。当時気象情報は公表されなかったが、記録では最高気温三三度。連続十九日目の真夏日と言う。 松本では空爆が殆んど無く、敵機が飛来しても、ただぼんやり高く仰いで見るに過ぎなく、無防備にも傍…

八月

注射針人をあやめて祈りありや理を尽くす話で囀りがいっぱい千載一隅かてて加えて身を整え句三昧別れは今と決めないで墓掃除心の底にまで届く思い出し笑いに重ね健忘症口開けて寝てる見事なのがれかたしがらみにからむ小世話を惜しげなく時☆に遅しや齢をかぞ…

六二九号(平成七年8月号)

題字 斎藤昌三 表紙絵・カット 丸山太郎 初物 室山三柳 五十年ぶりの旧満州【(中国東北)】散見 輪湖嘗次 川柳評明和八年万句合輪講(五十二) 十二篇はいふうやなきたる略註(二) 雑詠「大空」 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 【民俗雑記】七夕と水浴び 胡桃…