1997-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月

向日葵が大きくなり、私のせよりも高く見上げる。ひょろひょろと気弱な格好で、どうも私に似て細い。向日葵ばかりの何百と見事な農園と違い孤独を構える姿。 モロコシがずらりと幾本か勢揃いして可愛い、風が吹くと、ゆらゆらと話し合っているようだ。 大梅…

七月

かわり映え近く控えてまばたかずすれすれの危うさぬるま湯が好きに変にこだわり利口ぶる味か知らいつくしむ足の痛みは自分のもの惜敗の小気味よさ風にも聞こう近い将来という道連れにごく懇意あけすけに窮地の尻っ尾まで濡らす齢がこつそり教えてくれる加え…

六五二号(平成九年7月号)

題字 斎藤昌三 表紙 蔵書票・カット 丸山太郎 雑詠「大空」 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 大空雑感 吉野圭介 信濃の狂歌(一二六)【七、長野地方(六)】 浅井【岡】修一 川柳評明和八年万句合輪講(七十五) 十二篇はいふうやなぎ【き】たる略註(二十五) …