1995-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

平静を装って毅然たる抱負をいだいているわけでなく、このままの情勢から脱する気持ちより、自分を守ろうという段階にあるようだ。一エポックから次のエポックに進展する真摯な積極性とはほど遠い。 それでいて好奇心はある。その夢の描くまぼろしに縋ろうと…

十一月

黙らせた向こうの闇の息遣いいぎたなく億にしびれてゆく狂い陸続と言葉の嵐ゆるぎなく遭難の寄り添う雪がきつすぎる不埒とも埒とも聞かずいそしむ眸一片の小舟明るき揺れを持つ受ける者受けざるものの血を湧かし孜々として倦まず諾否も名を負うよけなし合い…

六三二号(平成七年11月号)

題字 斎藤昌三 表紙 蔵書票・カット 丸山太郎 御詠歌と正信偈、そして「あなかしこ」 室山三柳 信濃の狂歌(一一六)【六、更級・埴科地方(二二)】 浅岡修一 川柳評明和八年万句合輪講(五十五) 十二篇はいふうやなぎ【き】たる略註(五) 雑詠「大空」 …