1983-05-01から1ヶ月間の記事一覧

五月

▽久し振りに吟行会で、五月二十二日はあくまで晴れたいい天気である。お互い誘い合ったせいか、いつも午後七時開催の夜の句会と毛色の変ったこともあってか、大勢馳せ参じた。 ▽午前十時八分発、窓際に馴染みの顔をいくつものぞかせ、奈良井川沿いに列車は北…

五月

物欲しげにも見られてのほんのけり うとましく聞き手いつしか乗ぜられ 憂さ消しに喋り納めし人も辞し したたかな子役わが身を裏返す さからわず老いに縋った夜を結ぶ 果てあればこそと思いのしずむ日も いくつかの時代語生まれやせっぽち 一笑に付す気位が邪…

四八二号(昭和五十八年5月号)

題字・斎藤昌三 表紙・石曽根正勝 カット・丸山太郎川柳時評・マスコミ解剖 東野大八 (1) 川柳人過去帳(二十六) 奥津啓一朗 (6) 川柳佐渡国(六) 西原亮 (9) 【佐渡の伝説 一】 団三郎狢 葛原勾当日記 石川一郎 (13) 雑詠「大空」 石曽根民…