2000-05-01から1ヶ月間の記事一覧

五月

年賀状を貰った中に、来年はもう寄こさないように頼むという寸言を添えたものがあった。俺はいくら生きても、年賀状を一々返事にして書く力量がなくなるだろう返事はしないのはというよりも、その気持ちを失せるからと言わんばかりである。儀礼的で若いうち…

五月

頭痛しきり垣のあたりが苦になってほんとうは驚かないで水を呑む向こうでも眠る話を持っていて昵懇の間柄とはまた言うか先生と無頼の話どっちが消える尾行するその語らいかとまだ覚めずたちまちに齢をかばって腹這うか本当の辟言え私は並んでく何処にどうあ…

六八六号(平成十二年5月号)

題字 斎藤昌三 カット 丸山太郎 表紙 蔵書票の話 民郎・荷風庵 昭和十七年十一月 雑詠「大空」 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 大空雑感 吉野圭介 古川柳研究会の思い出 異色の三翁 武藤禎夫 川柳評明和八年万句合輪講(百九) 誹風柳多留十四篇略解(四) 課題…