五月

頭痛しきり垣のあたりが苦になって

ほんとうは驚かないで水を呑む

向こうでも眠る話を持っていて

昵懇の間柄とはまた言うか

先生と無頼の話どっちが消える

尾行するその語らいかとまだ覚めず

たちまちに齢をかばって腹這うか

本当の辟言え私は並んでく

何処にどうあろうとも冴えたがり

やせこけて永い月日をころばせる