1964-05-01から1ヶ月間の記事一覧

五月

▽五月句会は長野県川柳大会を控えているので、一週間繰上げて九日に開催した。一七音律で大いに闘おうという意欲をかりたてて人選が例によつて顔を並べてくれる。薫風こよなく愛すべき夜である。 あまり若い頃はいない。これは全国を通じてのことらしい。み…

五月

視野にぶく糧の重さが押して来た 遠き日や人をなだめて流れやまず あわれ地に伏してけものの夢あれや 憩い持つおんなの眉の細きとか あらそつてみにくき赤い舌は垂れ 遍歴の肌ならず見よ月動く 生きてこの寓話みじかく雨降らす 祈りにも似たり静かな雲をさが…

二五六号(昭和三十九年5月号)

題字・斎藤昌三 表紙・丸山太郎 メンドリの冒険旅行―新子の世界― 江端良三 明和調の川柳点 阿達義雄 三代豊国論(四) 尾崎久弥 課題「年輪」 岩井汗青選 同人随筆/佳き日 山岸きよし 課題「捨て身」 荒木白夢選 課題「青年」 一ノ瀬俊一選 雑詠 大空 石曽…