1999-10-01から1ヶ月間の記事一覧

十月

家にいても山が見えるし、外出すれば四方八方山ばかり。嬉しい時でも悲しい時でも山は元気がよい。存在感を山自身持っているわけだ。それだけ堂々としている。 てくてく歩いて行って、あたりを見回すと親しげに山がもう挨拶してくれる。近い山、そして遠い山…

十月

磊落な言葉が生まれ置いてこう 真実の裏を見せ合いとぼとぼと 親戚の集まり齢は見え隠れ 落ち着かぬ言語がひとつずつ騒ぐ 足萎えて変わり盛りの今もなお 粛々と無駄な道とは思わざる 死はそこで待たんというか風も同じ 目の前に疲れた茶碗だけ並べ 驚がす通…

六七九号(平成十一年10月号)

題字 斎藤昌三 カット 丸山太郎 表紙 森東魚 色紙 雑詠「大空」 石曽根民郎 選 山彦集 同人吟 大空雑感 吉野圭介 飯島花月の狂歌(二) 浅岡修一 川柳評明和八年万句合輪講(百二) 誹風柳多留十三篇略解(二十三) 課題「鳴る」 竹内正直 選 「部屋」 赤木…