1971-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月

▽川の字なりに寝るナンテ古い川柳にあったような気がする。右と左が夫婦で、真ン中が生まれた子なのだろう。とんでもない、子は右か左で、並んだのが夫婦なんだからわるく思わないでネ、どこまでも仲がイインダからネ。念を押すように、そんな風にきめこむ手…

七月

越ゆべきをふりかえる気にふれてやる 向日葵の黄にさからわずいそしむ身 いたわりの言葉さもしくよぎるなり 赤の凛烈さかしらに時を仰がせ 涙ぐむはしたなさ持って生まれて 目覚めては老いの恥らい沈めてむ 身に覚えあるくりごとの闘いよ そこで人間の顔があ…

三四〇号(昭和四十六年7月号)

題字・斎藤昌三 命なりけり命なりけり 大村沙華 続・具里院巷談(六)【恐怖感・知識慾(1)】 岩本具里院 古川柳と太田南畝 石崎柳石 柳間散歩B 東野大八 雑詠 大空 石曽根民郎選 柳多留二篇輪講(七) 句会報