1980-12-01から1ヶ月間の記事一覧

十二月

▼きちんとせねばならない長い期間の負い目があって、それが衝動的な買いものではないだけにズシリと重い。自分ひとりが苦しんでいるわけではない。みんなそれがわかり、詰めた思惑をムキ出しにせず、やりくった手だてを講じてはいる。 ▼月末になると、何か押…

十二月

逢えばまた逢いたいそこまでの別れ 友の訃の先立つ旅に遅れしか ふと目覚め今日も仕事が貰えたぞ ぬるま湯に漬かりよしなきことぞかし 聞き過ごしならで言葉にくるまるよ いさぎよくものみな枯れし疑わず まだそんな気でいるのかとつと笑う 年の瀬へ熱ある孫…

四五三号(昭和五十五年12月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎巾広い道 丸山太郎 (1) しなの誌と長崎 池田可宵 (4) 飯坂温泉のこうもり傘句碑雑考 吉田笙人 (6) 明日への提言 浜本千寿 (8) 川柳越後志(二十二) 西原亮 (10) 三、中越篇 【刈羽…