1988-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三月

▼南と西に窓がある。とても明るい二階。昼間は先ず暖房器はいらないですみ。陽を採って温かさに備えるのだが、いくらかでも足しになっているのだろう。 ▼余程のことがあればだが滅多に昼日中ここでお茶は呑んだ覚えがない。妻も私も常に動いているせいである…

二月

ぐるり山々四季の歌世過ぎうた 低き山高き山その処を得 山連ね馴染み貌なる松本城 暮れなずむ山の麓の灯はたしか 山に育ち倦かず栖むべき日の慣い 友一人ふたり微恙が絡みゆく 心おきなく湯たんぽで洗う顔 刃のおもて鱗いちまいへばりつく ぬばたまの夜より…

五四〇号(昭和六十三年3月号)

題字 斎藤昌三 表紙 待ってたわ 石曽根隆実 カット 丸山太郎山の温泉の髪結床 阿達義雄 (1) 信濃の狂歌(四十五) 浅岡修一 (5) イ、東上田地区(2) 【13、千歳亭鶴友年(その2)】 柳多留二十九篇輪講(十三) (9) 雑詠 大空 石曽根民郎選 (…