1987-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月

▼また部屋を変えて、三階から二階に移った。小さなビルをこしらえてから、テナントに入ってもらったり、空いている部屋を展覧会に貸したりしてやり繰りに供した。 ▼ここに住居をかまえてから八十有余年になる。もともと武家屋敷だったこの町筋は、維新のとき…

七月

衰えを口に休まる思いとか さりげなくいのち拾いを得て つつましく齢の祭りの宥め合い 笹舟のほどよさ泛ぶ目にしるく 生きてればこその記憶を大事がる 沈静化民意の彩のひたぶるに 呼び覚ます疼きふつふつ意を糾し 婉曲に咎められての綱渡り 杳かなる加害直…

五三二号(昭和六十二年7月号)

題字 斎藤昌三 表紙 夏の夜の彩り 石曽根隆実 カット 丸山太郎幡隆上人の槍ヶ岳開山 古藤義雄 (1) 信濃の狂歌(三十七) 浅岡修一 (10) 【(フ)小諸地区(その3)】 【207〜215 森稲亭守人、君舟亭水臣、他】 柳多留二十九篇【輪講】(五) …