1992-09-01から1ヶ月間の記事一覧

九月

昨年に引きつづき要請があった信大人文学部非常勤講師として、七月二十七日、県歌「信濃の国」のコピーを聴講生に配布した。殆どが他県より遊学している諸君だから、尚更覚えて欲しいと言い足す。 県歌のなかで詠まれている人物地名のいくつかが、古川柳にあ…

九月

生きかたが違う小なれば熟睡す政界の腐敗朝顔ツンと咲く内憂と外患更に怒鳴ってる凡庸の及び難きを羽つくろい入歯はずし草臥れ顔の闇なるぞ天変地異生き長らえば殊更に名乗り合う老いのすさびの同じくて省察の澄む目が欲しく越えて来た一生を飾るに遅き芽を…

五九四号(平成四年9月号)

題字 斎藤昌三 表紙画 石曽根正勝 一茶の句と雑俳 多田光 信濃の狂歌(九十三)【五、松本地方(9)】 浅岡修一 川柳評明和八年万句合輪講(十七) 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 課題「遠い」 所典夫選 「目」 上条義郎選 本誌主要記事摘録(二十五…