1961-10-01から1ヶ月間の記事一覧

十月

▽地方誌だから大した部数でないことは決まつているが、それでも外国へ五部だけ発送する。うち、誌友と交換があり、ひとつは従弟のところである。従弟は私の父の弟の長男ということになる。長くシヤトル市にいて、一度日本に来たことがあつたが、指折りかぞえ…

十月

重たげに首はいのちをまかせられ 首をがつくり夜景はまつしぐらに 酒が入つた首黙つて号令をする 首を据え嘘の善意に動かせない シルクハツト首に任務を強いてやる 革命に火を噴かれ首だけ歩く 花嫁さんの首重たしまかせた時間 どこかで万歳首は堅きカラーに…

二二七号

題字・斎藤昌三 表紙・武井清志 書評・山村祐著【評論集】『短詩私論』 小川敬士 天地人制について 岩本具里院 リアリテイ・諷刺 千歳健 課題「語る」 一ノ瀬春雄選 ひげ 渡辺幻魚 ヤマネ(山鼠)雑話 横内斎 花柳明暗(一) 奥津啓一朗 雑詠 大空 石曽根民…