1995-04-01から1ヶ月間の記事一覧

四月

事務室にいま鳥羽宗雄画伯の油絵「校庭」を架けてある。時季だから桜の下で学生たちが屯するのがいいと思い、気がつく人だけに購入したいきさつを話し掛ける。もうひとつ長崎柳秀、大阪大教授の色紙。 何んと今言はれやうとも 差し向ひ 画賛は彩つたかんざし…

四月

哀悼に耐えず手紙が風に舞うくせ球とおぼしき余白返事する棒グラフタレント知事とお早ようさん老境無題たつたひとつの太陽よさがすまでもない分身の一揆振り拉致遁走落暉が何かものを言う信仰と苦い薬品加え算自由とのかね合いに佇つ居丈高松本サリン寝惚け…

六二五号(平成七年4月号)

題字 斎藤昌三 表紙絵・カット 丸山太郎 虚子の柳風俳句 石川一郎 誹風柳樽拾壱編略註(二十) 川柳評明和八年万句合輪講(四十八) 【民俗雑記】涅槃会のヤショウマ 胡桃沢友男 雪のいで湯で 遠藤雪子 雑詠「大空」 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 課題「鶴」 …