1995-09-01から1ヶ月間の記事一覧

九月

父の代からごく懇意にしていた西堀栄寿さんが、めでたく白寿の日を迎えるにあたって 名は栄寿 齢は白寿の 誇り顔 民郎 色紙に揮毫し、徳利と盃の画を添えた。 出来栄えを越えて、ただただ平素の心易さに応えたかった。平均寿命が上昇の傾向にあるから、お互…

九月

景気失速見る見る秋気取り巻いて忌ましき巷の芥重たがる安からぬ思いは同じ だが前へ濡れやすき肩をかばいて語らばや老いていま私淑のひとを胸に収め見遥かすいたずらを越え篤く篤くしくじりの悔いを流して湧くか泉人生きて錯誤の渕を洗ういま音低く高く名残…

六三〇号(平成七年9月号)

題字 斎藤昌三 表紙絵・カット 丸山太郎 一ツ星の隻腕戦記【―新山胤一著「隻腕」を読んで】 東野大八 川柳評明和八年万句合輪講(五十三) 十二篇はいふうやなぎ【き】たる略註(三) 信濃の狂歌(一一四)【六、更級・埴科地方(二〇)】 浅岡修一 トキその…