1989-06-01から1ヶ月間の記事一覧

六月

▼山路閑古さんが昭和五十二年四月十日に他界された。その追悼号を出そうと思い立ち、三高時代の同級生で莫逆の友人である比企修さんに相談を持ちかけ、多くの執筆者の快諾を得て、拙誌九月号に間に合った。 ▼何かの折、まだ戸山町におられた頃の比企さんを訪…

平成元年6月

裏道に擁し大魚をまた遁す追究の逸れ矢は悔いに雪くべく大凡の落ち絡まんと雄蕊雌蕊お粗末に終始ジンクス眠くなる一本がのたうつどこかの風景で即妙を生む酒のゆたかさ矩越えずやさしかり遠出の露の花ながら生々流転ひたすら思い止まざり数ならぬ身の程辿る…

五五五号(平成元年6月号)

題字 斎藤昌三 表紙 今日も元気 石曽根隆実 雷電為右衛門探求 小島貞二 信濃の狂歌(五十八) 三、上田・小県地方の狂歌(20) 浅岡修一 柳多留二十九篇輪講(二十七) 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 句評 かんれき 丸山山彦 課題「郊外」 所典夫選 …