1984-10-01から1ヶ月間の記事一覧

第38回長野県川柳大会号

四九九号と同日の十月二十五日発刊第五回長野県民芸術祭参加 第三十八回長野県川柳大会開催日時・場所、参加者リストならびに句群を掲載

十月

▽例会には定刻前から来て下さる熱心さには恐縮しながら、少し遅れたりしてすまながる。家を出ようとするときに限って、思わぬ仕事上のお客に迫られ、時間を気にしつつ、つい句会に遅れてしまう。わざと延ばして来たのではないことを知っていてくれるのが有り…

十月

内遊のおもわくに散る紅葉たち 世界の眼くじらの小さき目にからみ 声紋の憎きがままに世のうめき 南北を結ぶアリラン流れ合う カラオケの自分ひとりを漉しにゆく 紙風船少し妬みがこめてある 季の花の滴り墓は待っていて コップに当てまっしぐらに落ちる輩 …

四九九号(昭和五十九年10月号)

題字・斎藤昌三 表紙・石曽根正勝 カット・丸山太郎江戸川柳研究小史(一二) 阿達義雄 (1) ―育英版「川柳吉原志」をめぐって― 信濃の狂歌(五) 浅岡修一 (6) 2 芝庵朝早 課題「無人駅」 牛山雲竹選 (10) 「幸福」 北原美津子選 (11) 句評 …