1978-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三月

△いまの林家正楽でなくて、この前の林家正楽さんに上野鈴本でお会いしたことがある。その頃、田中野狐禅さんが「紙と鋏の芸術」を本誌に連載中で、毎号正楽さんに送っていた関係もあって、刺を通じたらすぐに楽屋から出て来られた。信州飯田出身ということも…

三月

ブーツ族おそまきながら何か追い イルカの血怨念もなく弱者たり バックミラーこだわらぬ髭乗り合わせ 嫌煙権ちがった意志がまた生まれ 平穏を破る記事から今日の目覚め 今さら聞いた風なせりふもならず会釈する 天下の形勢のおかしさがじりじりっと 間違った…

四二〇号(昭和五十三年3月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎 平井蒼太のこと(二) 石曽根民郎 絶望の月 句集「昏れて」をよむ 山村祐 「笈も太刀も」と大江丸について 吉田笙人 南房州白浜の海辺に 丸山太郎 雑詠 大空 石曽根民郎 選 柳多留三篇輪講(二十二)