1987-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三月

▼横浜の馴染みの誌友からお便りがあり、デパートの古書展で、私の「川柳の話」(五十円)を千円で求めたと言う。初心者向けで気軽に書いた小冊子だが、昭和二十二年発行、その後版を重ねること幾たび、よく捌けた。気を好くして昭和二十八年「川柳手ほどき」…

三月

眼福を肥やす残んの日照り雨 ぶきっちょの拍手あたり誰もいず ゆるやかな真夜のいばりにもたれかけ 身に覚えあってぽとぽと濡れ初め 泥まみれ得意のわざをいつ出すか 混迷の度に乗っかって鞭揮う 懊悩のゆさぶり水のひと味に 覚束な思いのたけのなかばする …

五二八号(昭和六十二年3月号)

題字 斎藤昌三 表紙 二人にっこり 石曽根隆実 カット 丸山太郎信濃雑俳解題 矢羽勝幸 (1) (二四)蚕影山奉納前句高点集 信濃の狂歌(三十三) 浅岡修一 (5) (ト)―(ネ)竹田、沓沢、野沢、高野、耳取地区 165―178 竹林亭節成、盛盈亭木数、他…