1998-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月

手術はしなかつたが、前立腺の兆候があつて一時的な痛みをやわらげる方法を執つて貰い、それからは就寝時に専門一粒を服薬することを続けている。 友達に質すと、思い切つて手術したから安心と言うものと、寝る前に一粒服用する者も居ることがわかつた。夜中…

二月

動と静斉しく競う長野五輪 長い言葉でくすぐられほんの芸 畏怖と悔い交差夢の中なる一瞬 ひとつふたつ老残のきびしさを拾う 一日のためにいただく安らぎよ 使い走りの夙に凛々しく安否に構え 思情にすわるばかりの打ちどころ 現実の揶揄で都会の鴉たち 効き…

六五九号(平成十年2月号)

題字 斎藤昌三 表紙 茶掛け 前田雀郎 民郎蔵 カット 丸山太郎 雑詠「大空」 石曽根民郎 選 山彦集 同人吟 大空雑感 吉野圭介 川柳評明和八年万句合輪講(八十二) 誹風柳多留十三篇略解(三) 「ひつぱり」付「三つ身」 八木敬一 狸のひげ 石曽根民郎 課題「…