1981-08-01から1ヶ月間の記事一覧

八月

▽暑い日盛り、家族と一緒にお盆の墓詣りに出掛けた。孫たちは可愛がった犬と兎の小さな墓に頭を垂れていた。 ▽帰って来たら京都の吉野良三君が訪ねてくれ、私のいない留守と知って他へ向かったという。惜しいと思った。こちらにおられた頃は川柳句会によく出…

八月

過去だけの思いに流し安んじる 生きている証し澱みのその隅に むらさきのいろ遠のいてゆく灯り あとやさきうすくれないを描かしめ 拭うべき恥ことさらの顔ならで わやわやと遠い親戚宿とって こと金が語る仕組みに乗ぜられ さて静かな道と気がつく肩を寄せ …

四六一号(昭和五十六年8月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎北斎と娘お栄の川柳 石川一郎 ―付・信州小布施のこと― 急がねばならぬ大切な事 丸山太郎【絵も】 川柳人過去帳(五) 奥津啓一朗 川柳越後志(三十) 西原亮 三、中越篇【三島郡出雲崎町】 良寛と鵬…