1993-09-01から1ヶ月間の記事一覧

九月

この六月、相模原市教育研究会の需めに応じて、蓼科高原の自然の村で、「川柳の心」を講義したがその奇縁が効を奏し、研究所で川柳を作ってみようということになった。 朝の打ち合わせの時の司会がみんなの作品を披露し、お互い批判の進言をして、ちょっとし…

九月

かかなべて戦雲払う祈りとし繁栄と挫折どこかで語ってる容れられぬ歯がゆさ墜ちてゆく雫すんなりと落ち着くとこのひと呼吸好日は遠くに切れているしじま寝太郎が発心運の負を越える公開の資産少な目に自戒とか競合のうえで成り立つ柔と剛台風一過されどくす…

六〇六号(平成五年9月号)

題字 斎藤昌三 表紙画・カット 丸山太郎 狂歌探訪余話(七) 酒井藤吉先生 浅岡修一 明和【川柳】評明和八年万句合輪講(二十九) 誹風柳樽拾壱編略註(一) 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 課題「向く」 浅井由子選 「近所」 一ノ瀬春雄選 八月句会…