1964-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

▽川柳の友達もあれば飲み友達もある。膝つき合わせ、親身になつて相談に乗る友達もある。友達というものもいくつか種類がありそうだ。いたいけな幼稚園も一緒、小学校と中学校も一緒、そんなのを竹馬の友というのだろう。 ▽その一人に内山一也君がある。母校…

十一月

群衆が一人すましでかもし出す ブルトーザーつぶやく声を呑みたがり わたり合う腕かいくぐり巣にいそぐ 能面の静かに時をうつすかぎり 球は千金の重みで親がくわえてる 起重機に吊られ男は度胸だよ 冬の蟻はひしめく声を揃えたり わが殻を好まぬ思想が動き出…

二六一号(昭和三十九年11月号)

題字・斎藤昌三 表紙・丸山太郎 仮面の宿 佐藤冬児 【―良三・洋洋の新子論と共に―】 柳多留初篇輪講(二四) 「川柳しなの」古川柳関係記事掲載目録(六) 雑詠 大空 石曽根民郎選 鴨平の想い出 東野大八 三代豊国論(九) 課題「税金」 下畑辰二郎選 句会報