1974-10-01から1ヶ月間の記事一覧

十月

△そんなに早く寢るでもないのに朝早く目が覚めるときがある。えてして齢をとると、いくら遅くまで夜更かししても、目の覚める時間はきまっていて、延長したゞけ遅寝していい筈なのに、おかしなものだと思う。その癖、えらく頭痛するととぼけ顔にもならず、の…

十月

すげかえの出来ない顔がちょこなんと 悔い少しある盃のちいささよ つぎ足しの夢のかなしみひとり笑う こたえにはならず振り向いてくれる ものはためしの美しい嘘を飾って 貰い泣きした世の風のいたみなど 酔いのすべてがこんなにもひろがった 高度成長みかぎ…

三七九号(昭和四十九年10月号)

題字・斎藤昌三 え・いしぞねなおえ 諤庵柳話(二十一) 田畑伯史 雑詠 大空 石曽根民郎選 柳多留二篇輪講(四〇)