1957-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一月

▽十二月はとう〱休刊してしまつた。十二月号は如何にもして年内のうちに発行したいと思つてゐたが、俗事多忙に加へ急に取り込みが出来たりして、精神的にも狼狽したかたちになつてゆく自分ひとりのおきどころを、師走の押し迫つた一日々々に重くるしく感じ取…

一月

父逝く 昭和三十一年十二月二十七日とふ日 おごそかに凍る師走の夜の訃歩く 骨は全く枯れ夢を收めたり 不足なき齢といふまたしたはしや 骨と化す一途の道の隔たりよ 誰もある死のひとつはこゝに釘を打ち 石もて棺を打つ昼の顔揃ひゆく 灰は父なりよこたはる…

一七六号

表紙 冬の道 丸山太郎 口絵 高島にて 武藤完一 写真 おみきの口 穂苅三寿雄川柳時評 温故知新の時 石原青龍刀 【一九五六年の川柳界】 各地だより 【東京だより・酒と川柳】 伊太古【伊古田伊太古】 【大阪だより・ゆく雲流れる水】 葉光【山元葉光】 【四国…