1978-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

△そんなに早く目が覚める方でもない。友達に聞くと五時に何となく夜明けを感じるようになって、少し早すぎるではないかと、日中は頭がぼんやりしているという。それでも困ると思う。 △寝つきはいい。家内が今日あったことを話すべく、頃合いを見て話し掛けた…

十一月

ほんとうの姿だと知る短かり 出直しのおくれに失す飾らない 目立たないありよう意識して座る うたがいを知らぬその目を負うて来た とどめゆく果てあり仮りの身と思い 望まれたその日だったと通り過ぎ 順応に向けておちつく自分なら 生き生きと物のためしをく…

四二八号(昭和五十三年11月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎 信濃雑俳書解題 (十)はいかい霜の床 (十一)誹諧千載秋 (十二)はいかい浜のまさご 矢羽勝幸 川柳と道祖神 山岸竜清 佐渡のつれづれ 浜本千寿 雑詠 大空 石曽根民郎 選 柳多留三篇輪講(三十)