1978-04-01から1ヶ月間の記事一覧

四月

△部屋に油絵が飾ってある。石井柏亭のサムホールで、春先きにふさわしい画題。戦後、浅間温泉に疎開しておられたご一家と知遇を得、お願いしておいたところ、製作したから来いという。「君は画商かね」といぶかったが、大事にしますと答えた。知多半島を隔て…

四月

人の身を思う地変はよそながら 抵抗の真意の底で傷め合い 一介の職こだわらず長い道 四つ子五つ子並び長生きテレかくす やがて来るものの気に自分をためし 長寿いま静かな夢として遠し 齢かさねゆくおもさ持ちおこたらず 誰にもさからわずひとりのみちのり …

四二一号(昭和五十三年4月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎 信濃雑俳解題 (六)佐久地方雑俳集五種 矢羽勝幸 雑詠 大空 石曽根民郎 選 民芸と旅のこころのすばらしさ 丸山太郎「雞肋集」に感銘して 東野大八 柳多留三篇輪講(二十三)