1976-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

△待っていてくれるというのは、全く有難いもので、その日はいたって快晴、少しくらいはわかって貰えたろうと淡い期待のうちに出掛けた。前に行って話した内容が気に入ってくれ、また話のあとで実作に誘いこんだら、初めての試みだと、みんな不安げな顔つきで…

十一月 

遠い昔がご機嫌伺い見たいな顔で 無理からぬわけにかくれてすまながり あつかましい話のなかでおちつこうと思う 傷つきながらゆっくり長い夢に賭けて 短かい言葉立ち直ろうとかまえ さびしがらせる音だほど〱に矛をおさめ 雲ふんわりと素直自分を見捨てずに …

四〇四号(昭和五十一年11月号)

◎小宮山雅登追悼 小宮山雅登のこと 河野春三 小宮山雅登君を憶う 上条義郎 烏城 八尾緑波 惜しい人 山岸きよし 有縁の人 江端良三 雅登さんの死を悼む 船木銀介 「くるしいな」 山村祐 雪のなかの人 清水汪夕 松本人の芯 岩本具里院 消えた灯 美濃部貞 むす…