1968-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一月

▽浪花節研究の空白を一挙に埋める本格的浪曲通史といつた広告の見出しで「日本浪曲史」が南北社から発刊された。著者は正岡容である。マサオカ・イルル、なつかしい名前だ。事実、本誌にもよく執筆して下さつた。どれも過ぎし日を殊更に追慕するおももちを失…

一月

選んだこの道だから顔も一度洗う過去を押さえ雪がんとする髪ゆさぶり下手な行為のあじけなく夜をしまうタカやハトふくれる胸をゆずらないあの世を歩く おのれがふつと 恥ずかしいか屈辱に堪えみずからを匂わせふるさとを離れずに棲み手紙読む山国の美しさ雪…

二九八号(昭和四十三年1月号)

題字・斎藤昌三 表紙・丸山太郎 志の川柳<松本芳味論>(一) 佐藤冬児 川柳時評 石原青龍刀 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 柳誌十二月号評【神仏の愚弄ということ】 東野大八 柳多留初篇輪講(五九) 課題「崩れる」 豊島好英選 英訳川柳名句研究…