1968-01-01 一月 月々の句 選んだこの道だから顔も一度洗う過去を押さえ雪がんとする髪ゆさぶり下手な行為のあじけなく夜をしまうタカやハトふくれる胸をゆずらないあの世を歩く おのれがふつと 恥ずかしいか屈辱に堪えみずからを匂わせふるさとを離れずに棲み手紙読む山国の美しさ雪正直に鼻風邪に税の重さがついて来たはしたなき言葉は流れ雲にまかせ