1963-05-01から1ヶ月間の記事一覧

五月

▽小諸といえば島崎藤村を感動させた町である。懐古園には有名な「小諸なる古城のほとり」の詩碑がある。ことしは長野県川柳大会会場に当つている。松本から小諸へ行くには下り列車で篠ノ井駅乗換え、信越線を上つて利用するのが普通である。趣きを変えて小海…

五月

ひとの善意の底にある酒のしずく 一枚の絵は強いることいま忘れ 蝋燭の灯のゆれにさえ目を覚ます 子が大きくわが胸うちをとらえゆく いたずらにこころの角をぶつつけ合う 厨の音の正しくて子を並べ この闘いの向う鳥に草に名はありき 親ちぢこまる歳にあり笑…

二四四号

題字・斎藤昌三 表紙・丸山太郎 山積する柳界の問題 岩本具里院 【−川柳PRは時期尚早−】 課題「スルメ」 太田いはを選 柳多留初篇輪講(七) 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 長縄今郎君追悼 【寄稿者 石曽根民郎・岩井汗青・上条義郎・木戸岡由湖・…