1971-12-01から1ヶ月間の記事一覧

十二月

▽毎朝定刻になると上の孫は保育園に出掛ける。近所のお友達と連れ立って、交替のお母さんやおばあさんの介添えがついてゆく。その日は真ン中に入り、両方の手がお友達一人ずつの手に結び合い、翌日はまた別なお友達が真ン中になる。三人である。どれも女の子…

十二月

目を覚ますその真実に向いてゆく 遠い美しさが呼んでいる他愛なさか ひとすじの道とも思うせつなき日 音ひそめ合うかたくなさに触れ 裏付けをするかのごとく雪降らせ おろかにも持てる力を見せてしまう 本筋にかえったという逃げ道よ もとの静けさほんとらし…

三四五号(昭和四十六年12月号)

題字・斎藤昌三 七一年三つの好出版 石原青竜刀 顎庵柳話(十四) 田畑伯史 柳間散歩(E) 東野大八 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 柳多留二篇輪講(十二) 句会報