1971-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

▽愛用のペンで、とても素晴らしい発想が生まれて来るなんて考えたことはない。土台、大した頭でないから、その場しのぎの思惑が図に乗ったかたちとなって、そこで思いを述べることになる。 ▽置かれた石があって、その石がとてもカッコよいので、さわって見た…

十一月

一個の玩具が土の匂いを教えるか こせこせと日記にゆだねてゆく卑怯 隊商がつづく名もなき星落ちず 黙りかけて起つや味方をねめまわし 昔ひきもどしとぼけて疣をいじる なぜか静かな道がある腰を下ろし 一心に逃げる世俗でけつまずき 時が大人にさせポルノ出…

三四四号(昭和四十六年11月号)

題字・斎藤昌三 顎庵柳話(十三) 田畑伯史 川柳評万句合に現われたる 三井呉服店の研究補遺(三) 鈴木重雅 続・具里院巷談(6)【(9)性慾(1) 】 岩本具里院 雑詠 大空 石曽根民郎選 柳多留二篇輪講(十一) 句会報