1999-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月

風呂へ入ったあとは清々しい気分で、つい団扇を取りたくなってひとあおぎする。猫でもいれば一緒に風のこよなき涼しさにまぎれて、その名前を呼びかけたくなるものだろう。玉とかミケとか、それぞれ愛称があって可愛さが湧く。 そこへ行くと犬の方は玉とかミ…

七月

老夫婦悲しい顔はまだしない 共にステッキ旅行だけは忘れてる 背は低くそれで目方は負けてない 思い出の鞭になしとはいうまいぞ 未亡人になろうと勝ち気思案せず 口下手なわれ下手を凌いでまた或る日 よく生きた生かせてくれた感謝する 短かい道のりか死ぬと…

六七六号(平成十一年7月号)

題字 斎藤昌三 カット 丸山太郎 表紙 安川久流美 色紙 雑詠「大空」 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 大空雑感 吉野圭介 めでタイ話から外六編 石曽根民郎 川柳評明和八年万句合輪講(百)【九十九】 誹風柳多留十三篇略解(二十) 課題「ベテラン」 一ノ瀬春男…