1959-06-01から1ヶ月間の記事一覧

六、七月

▽われ〱のような田舎では句会はせい〲月一回か二回である。たつた一回であり二回である句会すら満足に出席出来ないことがあるが、その原因は気が乗らないことや突き破れない壁にぶつつかつてどうにもならない創作的な障害であつたりする。スランプにおちいる…

六、七月

廻れ右してそのことにこだわる眉よ 死を想う憎きことみなうち払い 卑怯この上もなく死を画かしめ たわむれの死を口にする風少し まぎれ生きゆく人ならずすつくと起つ 署名運動の声を背にわが米かつぐ 時の政治をなじりゆく月の傾き 伸ばせば妻ぞもたれゆく日…

二〇三号(昭和三十四年六、七月号)

表紙 千燈岳(豊後) 武藤完一 柳誌月評 橘祐 黄表紙と川柳 浜田義一郎 九州だより【猿の賑わい】 上倉泥柳 同想川柳と小咄2 武藤禎夫 星華集 堀口塊人・清水米花 雑詠 大空 石曽根民郎選 課題「薬」 三枝昌人選 山彦集 同人吟 句会報