1992-10-01から1ヶ月間の記事一覧

十月

におとか、 にほとかいう聞き馴れない言葉がある。それを題にした油絵をいま事務室に架けて、気がついた来客には説明している。 遠くに常念岳を望み、安曇平が広がる。刈り取った稲藁が積み重ねられ薄陽ほんのり、晩秋風景。 淡彩をモチーフにしたと思われる…

十月

きつい坂ゆるい坂またよく読むよ検察の依怙に草の根ならずとも忌まわしき世相にせめて栗御飯複数の義憤をかもす何か在る刎頚の友を断ずる言葉遣い心霊の摩訶こだわるか拭うのかへなへなと座るでもなくまとめ役お互いに許し識るべくもみ消さじきよめ塩こころ…

五九五号(平成四年10月号)

題字 斎藤昌三 表紙画 石曽根正勝 落語に現れた川柳 下須野後爺 信濃の狂歌(九十四)【五、松本地方(10)】 浅岡修一 川柳評明和八年万句合輪講(十八) 本誌主要記事摘録(二十六) 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 課題「宣伝」 小松耕吉選 「隠す…