1956-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月

▽前号宮尾しげをさんの「お好み江戸小ばなし」のことを書いたら宮尾さんから、本人の著者には本が来て居ないといふお便りをもらつたが、これは早速小ばなしの材料になるんぢやないかと思つてひとり笑止がつた。 ▽それからまもなく古川久さんから「昔の笑ひば…

二月

近什 冬将軍山肌にふれ遠きを見る 年寄りの涙よごれて泣くにあらず 週刊誌蒼白き夢そして寝る 女の手ながらふ水に灯がはひり ゴムバンド手首に忘れ春よ来い のしかゝる習ひづつしり米俵 時を知る膝で疲れもたのしまれ 拾ひゆく齢のかそけき雪が降り 振返る道…

一六六号

表紙 雪の山 丸山太郎 口絵 宇佐神宮耶馬渓競秀峰 武藤完一 写真 鍋屋小路 穂苅三寿雄 柳誌月評 橘祐 農民と川柳 春田節夫 信濃の力 小谷方明 各地だより 冬児・伯史・泥柳 【北海道だより=丹ざく展示会 佐藤冬児 東北だより=男鹿のナマハゲ 田畑伯史 九州…