1984-09-01から1ヶ月間の記事一覧

九月

▽伜が商用で上京したが、それを追うように、学校の授業が終るやいなや鞄をほっぽり出し、孫が新宿駅を目指した。土曜日である。いいことに学校の先生らしい人たちと乗り合わせ、一緒におともを頼むとせがむと引き受けてくれた。 ▽孫は落語に興味を持っていて…

九月

老いを病む雪崩はひたと待つほどに かりそめのさわりは老いのひと峠 いずれその日あれこそばゆき夢枕 長野県西部地震 襲うも瞬時決めつけ無口なり 爪跡のうえに炊出しひたすらな 学説が読みとり地震輪廻噴く 救援の爆音思いやる現地 人心に触れ学説の地に揺…

四九八号(昭和五十九年9月号)

題字・斎藤昌三 表紙・石曽根正勝 カット・丸山太郎「古今川柳一万集」より 多田光 (1) 課題「酒」 清水忠 (6) 「話題」 小口九五郎 (7) 川柳江戸研究小史(一一) 阿達義雄 (8) ―育英版「川柳吉原志」をめぐって― 信濃の狂歌(四) 浅岡修一 (…