▽秋田から出ている「あすなろ」一月号に千歳健氏が川柳を文学としてあらしめるためにはどんなことが必要であるか、従来の川柳に関するいろいろのありようを検討すると言い（句会について）（作品の発表）（選について）（題詠について）を挙げて短い意見を述…

（１１頁に収録） 争ひの眸かち合い冬木をさらし 荒涼と遠き味方を胸にせよ 友去り友来る雪一面にひろげ 静夜子に及ぶこのたしかな夫婦 暮しの話よ山は山を重ね 墓語らずしみる西陽の冬を戻り からくりの政治のふたの重き音 飽食のあとの無言がまたゆする

口絵 竹田市稲葉川 武藤完一 （目次下エッセイ「表紙に寄せて 県下に誇る日銀松本支店 丸山太郎」） 「誹諧あるか中」【‐元禄六年前句附会所本−】 中村幸彦 表紙画と倶に十三年 丸山太郎 続・口絵のこと 石曽根民郎 続・石曽根民郎の肖像３ 江端良三 同人雑…