1987-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

▼大凡、松本駅の乗り降りは東口が多いが、この頃西口を利用する人も出て来た。北アルプスが眼前にひろがる地帯、いち早く四季のうつろいの彩りを伝えてくれる。このところ高速道路改修で目覚ましい様相転移をつづけつつある。 ▼ほど近く長野県松本合同庁舎を…

十一月

ビニール袋の空き缶たちのうめき声 わくら葉の濃い黄まざまざひろがり来 盃の薬のうたを聴いてやる 頬冠り隠士折々くしやみして 一生一木小さきものの囁きよ 辛抱の強さと擬せし老来で 老少不定くせ球 見えぬ手にまかせ 限りある際にどよめくのは味方 有終の…

五三六号(昭和六十二年11月号)

題字 斎藤昌三 表紙 めでたしめでたし 石曽根隆実 カット 丸山太郎郷愁の街角 下平満 (1) 〜中信演劇連盟〜 柳多留二十九篇輪講(九) (5) 信濃の狂歌(四十一) 浅岡修一 (10) 【1.楽魚亭水哉(その3)】 雑詠 大空 石曽根民郎選 (15) 山…