1957-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月

▽頃日、加藤楸邨さん、木俣修さんと席を共にする座談会に恵まれた。川柳、俳句、短歌の交錯する諸問題を議論することではなく、或る職場の文芸欄をお互ひジヤンルに於て如何に育成発展させるかといふありふれた話し合ひに終始した。 ▽つゝましやかな人であつ…

二月

水爆実験つゞく 国のする殺人一瞬蒼をも殺し 神をひた隠し死の灰の驕り見よ 実力の行使へ国も負けたがらず 弱いものいぢめのニユース肩を並べ ひとをあやめる国々のかちどきを響かせ 抵抗の首にちらかる放射線 モラルを押へ人の死に小手かざす 無視と敢行の…

一七七号

表紙 春未だ 丸山太【郎】 口絵 大分港桟橋 武藤完一 写真 三九郎の歌 穂苅三寿雄異色ということ(上) 佐藤冬児 【佐藤青旗氏の作品】 柳誌月評 源一白 各地だより 北海道【テレビと春】 三平 東北【おらがお山】 伯史 九州【病院と川柳】 泥柳 雑詠 大空 …