1998-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月

殊更、犬を連れて散歩するわけでないけれど、身体を動かすことは健康によいと聞いたから、朝何となく近くを歩く。神社があるから祈るでもなく、丁寧に参拝をして少し落ち着く。近くに食堂があり、準備の物を煮る匂いが鼻に戯れる。いい接触で快い。 細い小路…

七月

熟成のかばかり夢のその中に 逞しく影ゆらせつつ不毛 曲筆の揮うあまりにも平和 飛んでゆく風がわらべ唄にこだわり 歯型さて悲話を除こうとはしない くずし文字いつか別れの歌覚え 齢の数次貯まるばかりで嬉しかろ 老いぼけの蛇足ゆるやか小世界 そこだけの…

六六四号(平成十年7月号)

題字 斎藤昌三 表紙 茶掛 椙本紋太 民郎蔵 雑詠「大空」 石曽根民郎 選 山彦集 同人吟 津軽の前句附点者−落合九三子−(四) 諏訪柳々 大空雑感 吉野圭介 川柳評明和八年万句合輪講(八十七) 誹風柳多留十三篇略解(八) 信濃の狂歌(一二七) 浅岡修一 課題…