1975-10-01から1ヶ月間の記事一覧

十月

△丁度、農休みになったし、日曜日だから、思い立ったが吉日と、私の家内の父の米寿の祝いの宴が設けられた。とてもよく晴れた日で、お自慢の庭を背景に、家の子郎党といった面々が主賓を取りかこんで、カメラの前に勢揃いした。撮る者はこのことあると東京か…

十月

悪びれず膝に重ねた掌が語り ここからも見える灯りは小さくとも 悔やまれてならぬ身なれば横たわり うたてしや心の重荷かぞえゆく 寝に返るそのままの果て思い過ぎ 何をからめてうとましくつぶやくか どっちみち裏目を知ってから正し 聞き馴れぬ話ではなく道…

三九一号(昭和五十年10月号)

題字・斎藤昌三 え・いしぞねまさかつ 役人万歳 岩本具里院 【続・具里院巷談―役人馘りの唯一の方法―】 雑詠 大空 石曽根民郎選 柳多留二篇輪講(五十二) 【句会報】