1978-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一月

△家中こぞって初詣でに出掛けようとしたら、年賀状がどっと来たので、孫たちは自分宛のものを選り出したいといって、少し時間がかかった。出がけのしょぱなを挫かれる恰好だが、お正月早々騒ぎ立てもならず、少し時間を貸してやった。 △毎年そうだが、お詣り…

一月

いたずらな言葉のうらで図ろうとするゆずれのあたたかさ応えてくれる姿やつしそこまできていた波打ち際たとえばなしにくるまっていてせりふを覚え一生のおかしさを知るほんとうの貌自分が消えてゆくその意識まにまに儲けすくなき歩み黙ってついて磨かれた個…

四一八号(昭和五十三年1月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎 句集「道草」と「昏れて」読感 石原青竜刀 平井蒼太のこと(一) 石曽根民郎 雑詠 大空 石曽根民郎 選 柳多留三篇輪講(二十)