1991-06-01から1ヶ月間の記事一覧

六月

自分で集めた本とか、先方から送ってくれた本とか、だんだん溜まって来て、部屋中に積み込んだまま、家族の者に厄介ものにされるようになると、誰でも悲鳴を挙げたくなる。 交換誌で友人に頒けてやったりしても、毎月どしどし増えてくることは間違いない。古…

六月

釣る大魚だから天真連れ添って名乗り出る遅速の差ともからんでた論外と汐どきを見て大人たちのるかそるか見事なうたを聞かせたく小さい旅おのれのがしてみたくなる背水の陣の譬えと齢が合う延命の越しかたなぞる自然体盛衰の女ひとりの後ろつき千載一隅日の…

五七九号(平成三年6月号)

題字 斎藤昌三 「道中膝栗毛」―滑稽文学へのいざない 浅岡修一 柳多留二十九篇輪講(五十) 信濃の狂歌(八十)【四、飯田・伊那・諏訪地方(11) 浅岡修一】 川柳評明和八年万句合輪講(二) 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 課題「未来」 手塚映城選…