1979-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

△勝手知ったところならなるべく足をかばって、歩けるだけ歩いてゆく。少し足早といった加減で、気ぜわしい性質だからノロノロはどうも性に合わない。知った人に向うから挨拶されて恐縮する。 △知らない土地で、キチンと番地だけはメモして訪ねるとき、聞くに…

十一月

十月二十八日 木曽御岳異変 現象に黙す一服の地の唸り 天と地の声とも思う火を噴かせ 眠りから覚めしたたかにしたたかに噴く にごりゆく世に噴く怒りとも念じ 灰は上空を圧しなお炊ぐ村 わいせつと猥褻の差の純度感 美の極地絶頂にいて撮り直し 塗りつぶす手…

四四〇号(昭和五十四年11月号)

題字・斎藤昌三 表紙・いしぞねまさかつ カット・丸山太郎 川柳越後志(九) (八)越後の名力士 西原亮 島原の乱と八代 佐野卜占 もう一度食べたい魚ぞうめん 丸山太郎 関西の庚申塔覚書 山岸重利 雑詠 大空 石曽根民郎 選 おあいしたかった坂本篤老 東野大…