1983-08-01から1ヶ月間の記事一覧

八月

▽教育テレビで古典落語選集が、三夜に亘って放映されるということで、孫の正勝も好きだから私と一緒になって聴いた。一日目は小三治の「お茶汲み」、二日目は歌丸の「いが栗」、三日目は談志の「鉄拐」だった。江国滋が連夜解説し、対談には教授、小説家がそ…

八月

旅すすめられ膝元の山すがた 誰にとも聞かすほどなく弱まり来 恥多き身ひとつ時を惜しまねば 思い知る朝の目覚めのうす明かり 払えずに群がる虫がもついのち べっとりと初戦明暗高い窓 なぐさめの言葉不足のすれ違い 終戦の痛みの蝉をまた鳴かす 選ぶほかな…

四八五号(昭和五十八年8月号)

題字・斎藤昌三 表紙・石曽根正勝 カット・丸山太郎切支丹の町長崎 佐野卜占 (1) 輪講落ち穂拾い(三) 鈴木倉之助 (4) (一)「萩の箸」の例句について (二)「切餅を」の句について 川柳人過去帳(二九) 奥津啓一朗 (6) 川柳越後志拾遺(二) …