1959-11-01から1ヶ月間の記事一覧

十一月

▽番傘十二月号の編集メモはいち早く国文学解釈と鑑賞十二月号をとらえ、(江戸生活第一集として川柳が特集されているが、鑑賞というよりもむしろ文献としての価値をねらつているし、やむを得ない事ながらいさゝか低俗な句があるのが残念。第二集はどんな角度…

十一月

変らぬ童顔に甦る歌くすぐるよ 雪空を圧す歌と聞き人のうえ 政治の歌 庶民を見据え たゞならず 松はすぐれた齢をよこたえ君が代の歌 別れの歌流れて遠い月の顔 闇を愛す この孤独の歌の 低く低く 胸にある 歌をひろげて 少し酔う 生きる歌やゝに白髪を交えゆ…

二〇七号(昭和三十四年十一月号)

表紙 梧桐(冬) 武藤完一 信州雑俳史のための覚書(一) 宮田正信 課題「声」 寺沢正光 同想川柳と小咄(五) 武藤禎夫 川柳時評 十四代目の川柳変異 【−根岸川柳の「考える葦」を読んで−】 石原青龍刀 雑詠 大空 石曽根民郎選 山彦集 同人吟 句評「道」 雅…